~理学療法士が語る“この仕事を選んでよかった”と感じた瞬間~
理学療法士(PT)は、患者さんの「できる」を引き出す専門職。
目に見える回復のプロセスに関われるやりがいは大きいですが、日々のリハビリは地道で、苦労も少なくありません。
そんな中でも、多くのPTが口をそろえて語るのが——
**「この瞬間のために頑張ってる」**という、何ものにも代えがたい“嬉しい瞬間”の存在です。
今回は、実際にPTとして現場で働いている方々から寄せられた“リアルな感動体験”をもとに、ベスト3の瞬間を紹介します。
第3位|患者さんや家族に「ありがとう」と言われたとき
「退院の日に『先生のおかげで歩けるようになった』と握手された時は、思わず泣きそうになった。」
「ご家族から“表情が明るくなった”と聞いたときに、心からこの仕事に誇りを持てました。」
ポイント:
- 成果が見えにくい日々の中での、“感謝の言葉”は最大のご褒美
- 本人だけでなく、家族からの感謝も喜びに変わる
第2位|“できなかったこと”が“できた”に変わる瞬間に立ち会えたとき
「最初は立ち上がるだけで精一杯だった方が、自分の足で歩いて玄関を出た日…鳥肌が立ちました。」
「自主トレを頑張ってくれて、“今日は階段登れた!”と笑顔で報告してくれたとき、涙が出そうになりました。」
ポイント:
- 機能回復・動作の再獲得という、PTの“本質的なやりがい”がここにある
- 小さな変化も、共に喜べる関係性が築ける仕事
第1位|「家に帰れるようになった」と報告を受けたとき
「“リハビリの甲斐あって、無事自宅に戻れました”と笑顔で言われた瞬間、今までの苦労がすべて報われた気がしました。」
「“この人の人生の一部に自分が関われたんだ”という実感が、何よりのモチベーションです。」
ポイント:
- “自宅復帰”は、PTとして関わるゴールのひとつ
- 単なる機能改善ではなく、その人らしい生活への橋渡しができたという実感が得られる
こんな声も…【番外編】
- 「目の前の患者さんに影響されて、自分の親にももっと優しくしようと思った」
- 「後輩に“教えてもらってよかった”と言われたとき」
- 「医師や他職種に“この人に頼めば安心”と言われたとき」
👉 患者だけでなく、周囲との信頼関係が築けたときにも、大きなやりがいを感じるPTが多いです。
まとめ|“嬉しかった瞬間”が、明日を支える力になる
理学療法士の仕事は、決して派手ではありません。
むしろ、毎日コツコツ、1ミリずつの積み重ね。
でもその中にある“ある一瞬の感動”が、何よりのエネルギーになるのです。
✔「ありがとう」の一言
✔「できた!」という笑顔
✔「あなたに出会えてよかった」という言葉
これらの瞬間があるから、PTという仕事は多くの人に「やってよかった」と言われ続けているのかもしれません。