面接でよく聞かれる質問と模範回答集【保育士版】

保育士として転職や就職活動をする中で、必ず通るのが「面接」。
実務経験があっても、緊張してうまく答えられないと自信を失ってしまうこともあります。

この記事では、保育士の面接でよく聞かれる質問と、その模範回答例をセットで紹介します。
準備しておくことで、どんな質問にも落ち着いて対応できるようになります。


質問①「志望動機を教えてください」

意図: なぜこの園を選んだのか、自分の価値観と園の方針が合っているかを見ています。

模範回答:
「貴園の“子ども一人ひとりに寄り添う保育”という方針に共感し、応募いたしました。前職では複数担任として乳児のクラスを担当していましたが、もっと個別の関わりを大切にできる環境で、自分の経験を活かしたいと考えています。」


質問②「これまでの職務経験を教えてください」

意図: 保育士としてのスキルや業務の幅、どんな園で働いてきたかを知りたい。

模範回答:
「認可保育園で3年間勤務し、1歳児クラスを中心に担任をしてきました。食事・排泄・睡眠などの生活面の支援はもちろん、保護者対応や行事の企画・実施にも携わってきました。」


質問③「苦手な保育業務はありますか?」

意図: 自己理解と向上心をチェックしています。弱みを正直に言いつつ、前向きさを見せることが大切です。

模範回答:
「行事の準備がやや苦手でしたが、先輩からアドバイスをもらいながら、段取りを組んで進められるようになりました。今はスケジュール管理を工夫し、余裕を持って取り組めるようになっています。」


質問④「保護者対応で心がけていることは?」

意図: コミュニケーション能力や信頼関係を築く力を確認するため。

模範回答:
「まずは“丁寧な聞き手”であることを意識しています。保護者の方の不安や悩みをしっかり受け止めたうえで、できる限り安心していただけるような説明や提案をするよう心がけています。」


質問⑤「子どもと関わるうえで大切にしていることは?」

意図: 保育に対する価値観や信念を把握するため。

模範回答:
「子どもの気持ちに寄り添い、言葉だけでなく表情や行動からも思いをくみ取ることを大切にしています。否定せず受け止めることで、安心して自分を出せる関係づくりを心がけています。」


質問⑥「どんなときにやりがいを感じますか?」

意図: モチベーションの源や価値観の一致を見たい。

模範回答:
「子どもが“できた!”と目を輝かせる瞬間に立ち会えたときにやりがいを感じます。特に、最初は苦手だったことに少しずつ挑戦し、できるようになる過程を見るのが嬉しいです。」


質問⑦「なぜ前の職場を退職されたのですか?」

意図: 転職理由が納得できるか、ネガティブな理由をどう伝えるかを見ています。

模範回答:
「園自体には感謝していますが、より丁寧に子どもと向き合える環境で働きたいと思い転職を決意しました。今回の転職では、保育の質や働き方のバランスが取れた園で長く勤めたいと考えています。」


面接対策のポイントまとめ

  • ネガティブな話題も前向きに言い換える
  • 相手(園)の理念・方針を理解して答える
  • 経験だけでなく「なぜ」「どうしたか」のエピソードを添える
  • 本音と建前のバランスを意識する

まとめ

保育士の面接では、「経験」や「保育観」に加えて、その園との相性が重視されます。
事前に質問を想定し、自分の考えを整理しておくだけで、緊張しても落ち着いて答えられるようになります。

✔ よく聞かれる質問は事前に準備
✔ 前向きな姿勢と誠実さが評価される
✔ 模範回答をベースに自分の言葉で伝える

しっかり準備して、理想の職場への第一歩を踏み出しましょう!