保育士が企業内保育所に転職するメリット・デメリット

〜“働きやすさ重視”の人に人気!でも注意点もあり〜

「保育士の仕事は好きだけど、毎日の残業や行事準備に疲れてしまった…」
そんな保育士さんの間で、今注目を集めているのが企業内保育所への転職です。

この記事では、企業内保育所の特徴と、働く側としてのメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
「本当に働きやすいの?」「どんな人に向いてる?」という疑問を解消しましょう。


企業内保育所とは?

企業が自社の従業員の子どもを預かるために設置している保育施設です。
大企業の社内やグループ会社の敷地内、提携先の施設などに併設されているケースが多く、主に0〜2歳児を対象としています。


保育士が企業内保育所で働く【5つのメリット】

✅ 1. 少人数でゆったり関われる

企業内保育所は小規模な場合が多く、1人ひとりの子どもと丁寧に向き合うことができます。

✅ 2. 行事が少なく、残業が少ない

運動会や発表会といった大きな行事はほとんどなく、準備や持ち帰り仕事が少ないのが大きな魅力です。

✅ 3. 土日休みが取りやすい場合が多い

企業の営業日に合わせた運営になるため、日祝休み+長期休暇の取りやすさも◎(※完全ではない園もあります)

✅ 4. 保護者対応がスムーズ

利用者は同じ企業の社員が中心のため、保護者対応でトラブルが起きにくく、コミュニケーションも取りやすいです。

✅ 5. 福利厚生がしっかりしている園も

企業グループが運営する園では、住宅手当や社割、育休制度などが整っていることもあります。


企業内保育所の【3つのデメリット・注意点】

⚠ 1. 保育士としてのやりがいが物足りないと感じる人も

大規模行事や異年齢保育、キャリアアップなどを求める人にとっては、物足りなさを感じる場合があります。

⚠ 2. 子どもの人数が少ない分、保育士も少人数体制

急な欠勤時などに代わりがいない、負担が集中しやすいという課題も。

⚠ 3. 園によって運営方針が大きく異なる

運営母体(委託会社や企業の方針)によって、保育方針・労働環境・シフトの柔軟さなどが大きく変わります。見学・事前確認は必須です。


企業内保育所はどんな保育士に向いている?

  • 子どもとじっくり関わる保育がしたい
  • ワークライフバランスを重視したい
  • 書類業務・行事準備に疲れてしまった
  • 異業種との接点や、企業ならではの環境に興味がある
  • 育児などと両立しながら無理なく働きたい

逆に、「保育士としてキャリアアップを目指したい」「行事やリーダー業務にやりがいを感じたい」という方には、物足りなく感じるかもしれません。


まとめ|“働きやすさ”を求めるなら一度検討してみよう

企業内保育所は、保育士として長く続けたい人、家庭との両立を目指す人にとって魅力的な職場です。
ただし園によって大きく環境が異なるため、「求人票だけで判断せず、園見学や面接で実態を確認すること」が大切です。

✔ 小規模・落ち着いた保育がしたい人におすすめ
✔ 行事や残業が少なく、働きやすい傾向
✔ 園によって働きやすさが大きく異なるので見極めが重要
✔ 転職エージェントを活用すると、内部情報も得られる

あなたのライフスタイルに合った働き方を実現するための選択肢として、企業内保育所をぜひ視野に入れてみてください。