~PT・OT・STが“気持ちよく働ける”チームとは?~
理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)といったコメディカルスタッフは、チーム医療の中で欠かせない存在です。
しかし、人間関係のストレスが原因で転職や退職を考えるケースも少なくありません。
本記事では、コメディカル同士の関係性が良好な職場にはどんな共通点があるのか、人間関係の“あたり職場”を見抜くポイントをご紹介します。
✅ 1. 上下関係ではなく「フラットな関係性」がある
リハビリ職同士で、職種間や年次による壁が少ないことが大きな特徴です。
例えば、STがPTに相談しやすい、OTが若手にも意見を求めるなど、「対等な立場で話し合える雰囲気」がある職場は、自然と協力体制も強くなります。
見抜き方:
- 見学時に職種を超えたコミュニケーションがあるかチェック
- 「●●さん」など、名前で呼び合っているかも注目ポイント
✅ 2. 「報連相(ほうれんそう)」が当たり前の文化
患者さんの情報共有や、申し送りの精度が高い職場では、ミスやトラブルが起きにくく、心理的な安全性が高いのも特徴です。
言いたいことが言える空気がある=人間関係のベースが安定している証拠。
見抜き方:
- カンファレンスが定期的に行われているか
- 面接時に「他職種との連携で大切にしていることは?」と聞いてみる
✅ 3. 「リハビリ部門だけ孤立していない」
医師や看護師、ケアスタッフなど、他職種と対等に意見を交わせる職場は、コメディカルの意見が尊重されており、働きやすさにもつながります。
逆に「リハは呼ばれたときだけ行く」「意見を求められない」など、役割が孤立している環境はストレスが溜まりやすい傾向にあります。
見抜き方:
- 「他職種と連携しやすいですか?」と面接時に直接聞く
- カンファレンスや申し送りにリハ職が参加しているかを確認
✅ 4. 管理職が“現場に寄り添っている”
上司や主任がスタッフの声に耳を傾けてくれるかどうかは、チームの人間関係に大きな影響を与えます。
現場との距離が近く、「何かあればすぐ相談できる」環境があると、職種間のトラブルも早期に解決されやすくなります。
見抜き方:
- 面接で「職場で困りごとがあったときの相談先」について質問
- 評価制度や1on1ミーティングがあるかを確認
✅ 5. 雑談や笑顔がある職場
見学時に意識したいのが、「スタッフの表情」と「職場の空気感」。
忙しい中にも笑顔や雑談が飛び交っている職場は、余裕と信頼関係がある証拠です。
人間関係がうまくいっている職場ほど、業務もスムーズに回っているものです。
まとめ:人間関係の良い職場を見抜く5つの視点
チェック項目 | なぜ重要? |
---|---|
職種間のフラットさ | 上下関係によるストレス軽減 |
報連相の文化 | 情報共有の質が高く安心感がある |
チーム連携の有無 | 職種の孤立を防げる |
管理職の姿勢 | トラブル対応が早い |
雰囲気・表情 | 日常の空気感がすべてを物語る |
おわりに
職場の人間関係は、給与や休日日数よりも**“辞めたい理由”になりやすい要素**です。
だからこそ、転職活動では“人”と“空気”を見ることが非常に大切。
見学や面談を通じて、「ここなら気持ちよく働けそう」と思える職場を、ぜひ見つけてください。