若手が辞めやすい園の特徴5選

〜入職1年以内で辞める人が多い職場には共通点がある〜

せっかく資格を取って保育士になったのに、「1年もたずに辞めてしまう人が多い園」があります。
その背景には、**“職場環境の問題”や“新人支援のなさ”**など、若手にとって働きづらい理由が潜んでいます。

今回は、若手が辞めやすい園に共通する5つの特徴を紹介します。
転職・就職活動中の方は、園選びのチェックリストとして活用してください。


① 新人研修やOJT制度が整っていない

▶ ありがちなケース:

  • 「見て覚えて」が基本
  • マニュアルが古い or そもそも存在しない
  • 先輩によって言うことがバラバラ

✅ 教える体制がない園は、新人に“丸投げ”しがち。
自信が持てず不安なまま仕事を続ければ、モチベーションは急降下します。


② ベテランの指導が“厳しすぎる or 感情的”

▶ よくある現場の声:

  • 「そんなこともできないの?」と叱責
  • ミスを指摘するだけで、どう直すかは教えてくれない
  • 陰口や無視などモラハラ気味の対応

✅ 若手が委縮してしまい、相談しづらくなります。
精神的に追い詰められて「自分が悪いのかも」と感じてしまうケースも多発。


③ 担任をいきなり任せられる(フォローがない)

▶ トラブル例:

  • 入職1ヶ月で年少クラス担任を1人で任される
  • 行事準備や保護者対応もすべて自己責任
  • 「若いんだからやれるでしょ」と押しつけ体質

✅ 経験の浅い段階で過重な責任を負わせる園は、離職リスクが高くなります。


④ 園長・主任が現場を把握していない or 口だけ

▶ 現場の不満:

  • トラブルが起きても「なんとかして」と丸投げ
  • 現場で何が起きているか把握しておらず、相談しても改善されない
  • 「うちはアットホームだから」で問題を曖昧にされる

✅ トップが現場に無関心な園では、職員のフォロー体制も機能しません。


⑤ 若手の離職率が高い(入れ替わりが激しい)

▶ 要注意のサイン:

  • 「去年も新人3人中2人が辞めた」
  • 見学時に若手が1人もいない
  • 面接で勤続年数を聞くと「…あまり長くないです」と濁される

✅ 離職率が高い園には、人が定着しない理由があります。
職場の空気・教育体制・人間関係のどこかに課題がある可能性大。


まとめ|「若手が辞める園」は、入る前に見極めよう

若手がすぐ辞めてしまう園には、制度や風土に根本的な問題があることがほとんどです。
逆に、新人が安心して働ける園は、教育もチームも「育てる文化」がしっかりあります。


✅ 若手が辞めやすい園の特徴5選

  1. 新人研修・OJTが整っていない
  2. 指導が厳しすぎる or 感情的
  3. 担任を早期に任せ、フォローなし
  4. 園長・主任が現場を把握していない
  5. 若手の離職率が高く、定着しない

見学や面接でしっかり雰囲気を見て、**「ここで成長できそうか」**を判断することが、長く働ける職場への第一歩です。