土日休み・残業少なめ…ライフスタイル別おすすめ職場

〜PT・OT・ST向け 転職先の選び方ガイド〜

理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)として働く中で、
「家庭と両立したい」「プライベートの時間を大切にしたい」といった理由で、土日休みや残業の少ない職場を探す人が増えています。

リハビリ職=激務というイメージがあるかもしれませんが、実は働き方に合わせた職場選びは十分可能です。
本記事では、ライフスタイル別におすすめの勤務先や選び方のコツを紹介します。


◆ ライフスタイル①「土日休みで家族との時間を確保したい」

▶ おすすめ職場

  • 訪問看護ステーション(平日のみ訪問)
  • クリニック(整形外科・脳神経外科など)
  • 企業内リハビリ(産業保健領域など)
  • 学校・特別支援学校(STに多い)

▶ チェックポイント

  • 「完全週休2日制(土日)」か「シフト制」かを要確認
  • 土日出勤があっても、振替休日があるかを面接で確認

◆ ライフスタイル②「とにかく残業を減らしたい」

▶ おすすめ職場

  • デイサービス・デイケア(営業時間が固定)
  • 老健や有料老人ホーム(リハ職は日中勤務が中心)
  • リハビリ特化型の通所施設(短時間型)

▶ チェックポイント

  • 1日の担当件数(6件以内が理想)
  • 書類作成の時間が勤務時間内に確保されているか
  • 持ち帰り業務やサービス残業がないかを確認

◆ ライフスタイル③「子育てや介護と両立したい」

▶ おすすめ職場

  • 非常勤・時短勤務が可能なクリニック・デイサービス
  • 訪問リハビリ(勤務時間を柔軟に設定できるケースも)
  • リハ職が多く在籍している法人(サポート体制が整っている)

▶ チェックポイント

  • 時短・週3勤務など希望の勤務形態に応じてくれるか
  • 突発的な休みに理解がある職場か
  • 育児中スタッフの在籍数=“働きやすさ”の目安

◆ ライフスタイル④「ワークライフバランスを保ちつつ、しっかり稼ぎたい」

▶ おすすめ職場

  • 訪問リハビリ(件数連動の歩合給)
  • 土日休み+高単価の非常勤求人(時給2,000円〜など)
  • 企業系福祉サービス・自費リハ施設

▶ チェックポイント

  • 訪問件数のノルマやインセンティブ条件の有無
  • 残業がないことと“高収入”を両立できるか
  • 雇用形態(契約社員・業務委託など)による保障面も確認

【番外編】見落としがちなチェック項目

項目チェックのポイント
休暇制度有給取得率/リフレッシュ休暇の有無
福利厚生住宅手当/育児支援/研修費補助
通勤負担車通勤可/送迎業務の有無
雰囲気見学での空気感/スタッフの笑顔・対応

まとめ

リハビリ職としての専門性を活かしながらも、ライフスタイルに合った働き方を実現することは十分可能です。
大切なのは、「どんな生活を送りたいか」を明確にしたうえで、職場選びの軸を持つこと。

転職活動では、自分ひとりで判断するのが難しい情報(残業実態・休みの取りやすさなど)も多いため、転職エージェントや職場見学の活用もおすすめです。

あなたにとって本当に「働きやすい」職場を、無理なく見つけていきましょう。