~スキルアップ・収入アップ・キャリアの幅を広げる~
理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)として国家資格を取得した後も、医療・介護の現場は日々変化しています。
そんな中で、専門性を高めたい/収入を上げたい/キャリアの選択肢を広げたいという思いを持つリハ職にとって、+αの資格取得は非常に有効です。
この記事では、実際に現場で活かせる・評価されやすいリハ職向けのおすすめ資格を5つ厳選してご紹介します。
① 認定理学療法士/認定作業療法士
(※日本理学療法士協会、日本作業療法士協会)
ポイント:
- 特定の専門分野での経験・知識を証明する資格(脳卒中、運動器、呼吸など)
- キャリアの中堅・指導ポジションに有利
- 学会発表・症例経験が求められるため、実務経験者向け
活かせる場面:
- 教育・指導職、管理職、リハビリ特化施設などでの評価向上
- 医療法人や病院内の昇進・給与評価
② 呼吸療法認定士
(※日本呼吸療法医学会などが認定)
ポイント:
- 呼吸器疾患への知識と対応力を証明
- ICUや急性期病院で高評価
- 医師・看護師との連携力を強化できる
活かせる場面:
- 急性期リハ、呼吸器疾患患者のリハビリ、病院での専門性強化
③ 認知症ケア専門士
(※日本認知症ケア学会)
ポイント:
- 認知症高齢者への対応力・接遇力を深められる
- 介護施設や在宅領域で非常に実用的
- 国家資格でないスタッフとも連携しやすくなる
活かせる場面:
- 老健・特養・通所リハ・訪問リハなど高齢者対応が多い現場
④ 福祉住環境コーディネーター(2級以上推奨)
(※東京商工会議所)
ポイント:
- 住宅改修・環境調整に強くなる(バリアフリーや福祉用具)
- 作業療法士と非常に親和性が高い
- 多職種連携でアドバイスできる専門知識を持てる
活かせる場面:
- 訪問リハ、在宅支援、住宅改修の立ち会い・提案時など
⑤ メンタルヘルスマネジメント検定(Ⅱ種以上推奨)
(※大阪商工会議所)
ポイント:
- ストレス対処・心のケアについての知識を深められる
- 精神科勤務者はもちろん、全領域で活かせる
- 自分自身やチームのメンタルケアにも有用
活かせる場面:
- 精神科リハ、職場内のメンタルケア担当、管理職候補
番外編|ライフスタイルに応じた資格も◎
目的 | おすすめ資格 |
---|---|
キャリアチェンジ(教育系) | 医療系講師資格/教員免許(養成校勤務) |
副業・在宅 | 医療ライター講座/WEBライティング技能検定 |
起業・独立視野 | 経営学・マネジメント講座、中小企業診断士 など |
まとめ|「資格=キャリアの選択肢を増やす手段」
国家資格だけで満足せず、**“現場で役立つ実践的な資格”**を持っていることは、
- 昇進・昇給
- 異動・転職
- 信頼性アップ
において非常に有利になります。
焦らず、今の職場やキャリアビジョンに合ったものから一歩ずつ取得していくことが、確実なキャリアアップにつながります。