キャリアに差がつく!スキルアップできる職場の探し方

~PT・OT・STが“ただのルーチン職”で終わらないために~

理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)として長く働く中で、ふと感じることはありませんか?

「毎日同じことの繰り返しで成長している気がしない…」
「このままでキャリアアップできるのかな…」

リハビリ職は“国家資格を取って終わり”ではなく、現場経験の質×学びの継続によってスキルとキャリアに差がつく職種です。
この記事では、将来につながるスキルアップができる職場の特徴と、探し方のコツをわかりやすく解説します。


◆ スキルアップできる職場に共通する5つの特徴

① 教育体制が明確に整っている

  • 新人・中堅・ベテランごとの育成計画あり
  • OJTだけでなく、勉強会・外部研修の制度がある

▶ 求人情報の「教育制度」「研修支援制度」の記載をチェック!


② 症例数・対象者の幅が広い

  • 急性期~生活期、若年者~高齢者など、経験できる領域が多い
  • 「脳卒中しか見ない」「同じADL訓練だけ」などは成長が停滞しやすい

▶ 面接・見学時に「年間の主な疾患割合」「対象者の多様性」を確認


③ 他職種との連携が盛ん

  • 医師、看護師、介護士、ケアマネなどと定期的なカンファレンスがある
  • 多角的な視点でリハを考えられる=思考力が育つ

▶ 「多職種カンファレンスはありますか?」と面接時に質問すると◎


④ 認定資格や学会参加を推奨している

  • 認定理学療法士、呼吸療法認定士、認知症ケア専門士など
  • 資格取得や学会発表に前向きな文化があるかがポイント

▶ 「研修費の補助制度があるか」「資格取得者の在籍数」をチェック


⑤ 上司や先輩が“学び続けている”

  • 管理職が臨床力・教育力ともに高い
  • 「質問しやすい雰囲気」「指導が的確」だと学びの質がまるで違う

▶ 見学時に「先輩の雰囲気」「後輩への接し方」に注目!


◆ 求人票ではわからない“学べる職場”の探し方

✅ 転職エージェントを活用する

  • 内部事情(勉強会の頻度・リーダー層の質など)を把握している
  • 学びたい内容を伝えれば、「スキルが伸びる職場」に絞って紹介してくれる

✅ 施設のホームページ・SNSをチェック

  • 症例発表や職員のブログ、研修報告がある職場は“学びを重視している証拠”
  • スタッフ紹介ページに資格名や発表歴が載っているかも要確認

✅ 実際に“見学”して空気感を確かめる

  • スタッフの表情/カルテの質/ミーティングの様子 =現場力のバロメーター
  • 「見て盗め」文化 or「教えて育てる」文化かを肌で感じられる

◆ キャリア段階別|スキルアップの視点

あなたのフェーズ意識すべきこと
新人・若手まずは幅広い疾患・対象者を経験できることが最優先
中堅(3~7年目)得意分野を深掘り&認定資格や教育ポジションも視野に
ベテラン(10年~)組織マネジメント・地域貢献・後進育成など多角的な役割へ

◆ まとめ:「学べる職場」を選ぶことで将来の自分が変わる

今の環境でなんとなく働き続けてしまうと、5年後も同じ不安を抱えているかもしれません。
でも、学びがある職場に身を置くだけで、視野・スキル・チャンスが劇的に広がります。

✔︎ スキルが自然に身につく職場を選ぶ
✔︎ 上司・仲間と一緒に成長できる職場を選ぶ
✔︎ 将来に投資できる環境を選ぶ

この3つを意識して、あなたの“次のキャリアステージ”を切り拓いていきましょう。