〜ミスマッチを防ぎ、後悔しない職場選びを〜
求人票では「良さそう」に見えたのに、入職してみたら想像と全然違った…。
そんなミスマッチを防ぐために欠かせないのが「園見学」です。
園見学は、実際の雰囲気や働き方、職員・子どもの様子をリアルに感じられる絶好のチャンス。
この記事では、保育士が園見学で必ずチェックすべき8つのポイントを紹介します。
1. 【子どもたちの表情と声】
一番大切なのは、子どもたちが安心して過ごせているかどうか。
✅ 子どもたちの笑顔が多いか
✅ 無理やり動かされていないか
✅ 泣いている子が放置されていないか
→「子ども主体の保育」が実践されている園では、子どもの声や表情がイキイキしています。
2. 【保育士同士の関わり方】
人間関係が良好かどうかは、見学でも感じ取れます。
✅ 職員同士の会話が丁寧か
✅ 笑顔で連携を取っているか
✅ ピリピリした空気や無言が続いていないか
→ 挨拶が自然に交わされている園は、職場としても安心材料です。
3. 【保育環境(保育室・園庭)】
働く場所の安全性や清潔感も重要です。
✅ 保育室は清潔に保たれているか
✅ 子どもが自由に動ける広さがあるか
✅ 安全面への配慮がされているか(柵やロッカーの角など)
→ 「キレイすぎる」よりも「整っていて子どもが主体的に動ける」環境が理想です。
4. 【園の雰囲気(音・におい・温度)】
五感で感じる空気感も意外と重要です。
✅ 園内の音量が大きすぎないか(怒鳴り声など)
✅ 食事や排泄のにおいが気にならないか
✅ 室温は快適か、エアコンが適切に使われているか
→ 園の“居心地の良さ”は、働く側にも大きく影響します。
5. 【職員配置・人数のバランス】
職員が足りていない園では、日々の保育が回らずストレスが溜まりがちです。
✅ クラスに対して適切な人数が配置されているか
✅ フリーの職員がサポートに入っているか
→ 慌ただしく動き回っている様子なら、人手不足のサインかも。
6. 【保育方針と実際の保育の一致度】
園の理念や方針が、日々の保育に反映されているかを見ましょう。
✅ 「見守る保育」と言いながら指示が多すぎないか
✅ 「遊び中心」と書いてあるのにカリキュラム重視ではないか
→ 面接で聞いた内容と、見学時の実態がずれていないか確認を。
7. 【残業や持ち帰り仕事の有無】
働き方の実態も、見学である程度推測できます。
✅ 書類の進捗管理の仕組みがあるか
✅ ICTやアプリの活用はされているか
✅ 職員が疲れた表情をしていないか
→ 面接時に「残業や持ち帰り仕事はありますか?」と具体的に聞くのもおすすめ。
8. 【見学対応の丁寧さ】
見学者への対応から、その園の「外部への姿勢」が見えます。
✅ 担当者が丁寧に案内してくれるか
✅ 子ども・保護者の対応に余裕があるか
✅ 無理に取り繕っていない自然さがあるか
→ 求職者への誠実さは、職員への対応にも通じる部分です。
まとめ|「肌で感じた違和感」を大事にしよう
園見学では、求人票やホームページだけでは分からないリアルな情報が得られます。
条件の良さだけで判断せず、「ここで働けそうか?」という自分の直感も大切にしましょう。
✔ 子ども・職員の様子を見る
✔ 働く環境や人間関係を観察
✔ 方針・実態・雰囲気のズレに注意
✔ 質問は遠慮せずしっかりと
一度の見学でも、多くのことが分かります。
ぜひチェックリストを活用して、理想の職場を見つけてくださいね。