〜保育士のための相談窓口まとめ〜
「人前で大声で怒鳴られるのが日常」
「人格を否定するような言葉を繰り返し言われる」
「無視や陰口が続いていて、仕事に集中できない」
そんなつらい状況に心当たりがあるなら、それはパワハラ・モラハラの可能性があります。
保育士という立場上、園長や先輩に逆らいづらい…と我慢してしまいがちですが、あなたが悪いわけではありません。
この記事では、保育士がパワハラ・モラハラを受けたときに**「どう動くべきか」「どこに相談すべきか」**を具体的に解説します。
そもそも、どこからがパワハラ・モラハラ?
✅ パワハラの例
- 毎日怒鳴られる、大勢の前で叱責される
- 必要な情報を教えてもらえず、仕事ができなくなる
- 仕事を与えられない or 明らかに過剰な量を押しつけられる
✅ モラハラの例
- 「使えない」「保育士辞めたら?」など人格を否定する発言
- 意図的に無視される
- 陰口を広められる、仲間外れにされる
⚠ “自分のせいかも”と思ってしまいがちですが、ハラスメントを受ける側に責任はありません。
パワハラ・モラハラに遭ったときの5つのステップ
1. 【記録を残す】
スマホのメモやノートに、日付・内容・言われた言葉・相手の名前などを記録しておきましょう。
→ 証拠として有効です。
2. 【信頼できる第三者に相談する】
園内に信頼できる同僚・主任・園長がいれば、一人で抱え込まずに打ち明けてみましょう。
ただし、相談が難しい環境なら、園外の相談窓口に頼るのがベストです。
保育士が相談できるハラスメント窓口まとめ
◾️1. 都道府県労働局(労働基準監督署)
厚生労働省が設置。パワハラや職場環境の問題を無料で相談できます。
◾️2. ハラスメント悩み相談室(一般財団法人)
保育士に限らず、職場のハラスメント全般を匿名で相談可能。
◾️3. 日本保育協会・各自治体の保育士サポートセンター
自治体によっては**「保育士なんでも相談」窓口**が用意されており、転職やメンタル面の相談にも応じてくれます。
✅「〇〇県 保育士 相談窓口」などで検索してみてください。
◾️4. 弁護士・法テラスに相談
精神的苦痛が強い場合や、退職・損害賠償を検討している場合は、法的サポートを受けるのも選択肢です。
◾️5. 転職エージェントに相談(逃げ道を確保する)
「今すぐ辞めるかはわからないけど、いざという時の選択肢がほしい」
そんなときは保育士専門の転職エージェントに相談するのもおすすめです。
- ハラスメントの少ない園の紹介
- 退職時の手続きサポート
- 条件交渉や相談相手としての心強さあり
辞める・続けるの判断に迷ったら…
- 体調を崩しているなら、無理に続ける必要はありません
- 辞める=逃げではなく、自分を守る大切な選択肢です
- 心療内科やカウンセリングも一つの手段
まとめ|一番大事なのは、あなた自身の心と体
職場の人間関係やハラスメントで苦しんでいると、「もうどこに相談すればいいのかわからない」と感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、あなたの味方になってくれる場所や人は、必ずいます。
✅ 今日からできる3つのこと
- 言われたこと・されたことを記録する
- 信頼できる人 or 外部窓口に相談する
- 「ここだけが世界じゃない」と思い出す
あなたの心が壊れてしまう前に、声を上げる勇気を持ってください。
自分を大切にする行動は、間違いなく「正しい選択」です。