理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)として働いている中で、
「今の職場を変えたいけれど、不安がある…」
「転職ってどう進めたらいいの?」
そんな悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?
このページでは、リハビリ職の方からよく寄せられる転職に関する悩みや疑問をQ&A形式でまとめ、それぞれに対する実践的な解決策を紹介します。
Q1. 「転職回数が多いと不利になる?」
A:一概には言えませんが、“理由と一貫性”が鍵です。
転職回数そのものよりも、「なぜその選択をしたか」「何を学んだか」を説明できることが重要です。
特にPT・OT・STのような国家資格職は、スキルと実績で評価されやすいため、回数よりも内容が重視されます。
解決策:
- 転職理由はポジティブに(例:「専門性を深めたかった」「働き方を見直したかった」など)
- 職務経歴書や面接でストーリー性を持たせて説明
Q2. 「病院勤務から施設や在宅に移るのは難しい?」
A:全く問題ありません。むしろ歓迎されるケースも多いです。
近年、在宅・施設領域では経験者のリハ職が不足しているため、病院での臨床経験を評価してくれる事業所も多いです。
解決策:
- 生活期支援への興味や想いを伝える
- 「急性期で培った観察力・判断力を在宅に活かしたい」など、スキルの転用可能性をアピール
Q3. 「年収を上げたいけど、条件交渉ってしていいの?」
A:もちろんOK。特に経験者や資格保有者は交渉可能です。
「転職=給与アップのチャンス」です。
遠慮せず、実績やスキルに基づいて希望を伝えることが重要です。
解決策:
- 転職エージェントを活用し、給与交渉はプロに任せる
- 「今までの担当件数」「役職経験」「加算対応などの実績」などを用意しておくと交渉がスムーズ
Q4. 「家庭や育児と両立できる職場ってある?」
A:あります。時短勤務・日勤常勤・残業ゼロの求人も多数。
特に訪問リハ・デイサービス・クリニックなどでは、家庭と両立しやすい環境が整っている職場も多くあります。
解決策:
- 「時短勤務OK」「曜日固定」「残業なし」などの条件を最初に明確に伝える
- ライフスタイルに合った求人に絞って提案してくれるエージェントを活用
Q5. 「新しい職場に馴染めるか不安…」
A:不安なのは当然。でも事前に“見える化”すれば対策できます。
職場の雰囲気や人間関係は求人票には書かれていません。
面接や職場見学を通じて“中の空気”を感じることが最も重要です。
解決策:
- 見学時にスタッフの表情・対応・雰囲気を観察
- エージェント経由で「離職率」「人間関係」の実情をヒアリング
- 「入職後のサポート体制(研修・フォロー)」も確認しておく
Q6. 「30代・40代からの転職は遅い?」
A:決して遅くありません。むしろ“即戦力”として重宝されます。
現場経験が豊富で、自分の専門性や価値を明確に語れる方は、年齢を理由に不利になることはほぼありません。
解決策:
- 育成経験や多職種連携の実績を積極的に伝える
- 「これから何を目指すか」まで含めた将来ビジョンを持って臨む
まとめ
PT・OT・STの転職には、不安や疑問がつきものです。
ですが、事前に準備し、ポイントを押さえて行動すれば、転職はむしろキャリアアップのチャンスになります。
一人で悩まず、信頼できる情報源や転職サポーターを活用して、納得のいく職場選びを進めていきましょう。